2016.5.9 プレスリリース

職人の最高技術を施した万年筆ブランド「出雲」から 「倶利伽羅剣(くりからけん)」を新発売。

炭粉高蒔絵技法で「倶利伽羅龍王」が大剣を飲み込む逸話の 情景を万年筆軸に表現しました。

プラチナ万年筆株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役 中田 俊也)では、2016 年 5 月 10 日(火) 職人の最高技術による万年筆ブランド「出雲」の新商品として、炭粉高蒔絵「倶利伽羅剣」を発売します。 技法は、一般的な漆の高蒔絵(※1)とは異なり、炭粉を幾重にも盛り上げる大変工程数の多い炭粉を使った 高蒔絵で、「倶利伽羅龍王」が大剣を飲み込む逸話を万年筆軸に描いた逸品です。

●龍の絵柄......高蒔絵技法の一つ「炭粉上げ」で、細かい炭粉を幾重にも盛り上げて立体感を出し、黒漆を 刷り込んだ後、艶やかな黒蝋色漆(くろ ろいろ うるし)で表現。艶消しの背景に龍を表現する事は難しい技 法ですが、使い込む程に龍の表情に艶が増し表面の変化をお楽しみ頂けます。

●大剣の絵柄......銀の高蒔絵の上から「黒刷り込み」を施し、研ぎ仕上げで再び銀を浮かび上がらせました。 龍と大剣のコントラストで圧倒的な存在感を醸し出す絵柄として「倶利伽羅剣」は完成します。

<倶利伽羅剣とは> 不動明王が魔王と神通力比べをした際、巨大な大剣に変化したところ、対する魔王も同じ大剣に変化しまし た。不動明王は龍(倶利伽羅龍王)となり、魔王の剣を呑み込もうとし、その吐く息は数万億もの雷が一斉 に轟くほどの凄まじさであったため、魔王は驚いで降伏しました。「倶利伽羅剣」はまさにそのシーンを、ボ リュームのあるボディー表現しています。

(※1)高蒔絵:透明な漆に油煙などを混ぜ肉厚に盛りあげ、その上に金や銀の粉を蒔いて固めたもの。

< 商品概要>
出雲 炭粉高蒔絵「倶利伽羅剣」万年筆 ( 初回生産 600 本に限りシリアルナンバー入)

●品番 PIZ-120000K ♯1 クリカラケン

●価格 120,000 円(税抜)

●ペン先 大型 18 金ペン(ルテ ニュウムフィニッシュ) 細字、中字、太字

●商品仕様・胴軸、キャップ(エボナイト軸に炭粉高蒔絵)・ク リップ(ベリリウム銅にマットルテニウムフィニッシュ)・グリップ(AS 樹脂)

●サイズ 全長 154mm(筆 記時全長 134mm)× 最大径Φ18mm 標準重量 33.7g

●付属品 ボトルインク 30cc、カートリッジ インク 1 本 、コンバーター(倶利伽羅剣仕様)、筆衣(万年筆袋)、桐箱入(倶利伽羅剣専用)

[お客様お問合せ先] プラチナ万年筆株式会社 お客様相談係 フリーダイヤル 0120-875-760